猫背とインナーマッスルの深い関係
2025年12月12日
――姿勢が変わると、身体の使い方が変わる理由とは?――
「背中が丸くなる」「肩が前に入りやすい」「気をつけていても猫背に戻ってしまう」
こうしたお悩みは、デスクワークやスマートフォンが日常になった現代では、とても一般的なものです。
しかし、多くの方が「意識で直そう」としますが、 実際には 意識だけでは猫背は改善しにくい姿勢 です。
その理由のひとつが インナーマッスルの弱化 にあります。
本コラムでは、猫背とインナーマッスルがどのように関わっているのか そしてどのように改善していけばいいのかを丁寧に解説いたします。
猫背は背中だけの問題ではありません
猫背というと「背中が丸い」「肩が内巻き」といった外見的なイメージが強いかもしれません。しかし、実際にはもっと複雑で、身体のさまざまなバランスが崩れている状態です。
特に注目すべきなのは、
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骨盤の傾き
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体幹の安定性
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胸郭(肋骨まわり)の動き
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呼吸の浅さ
これらが組み合わさることで、気づかないうちに猫背が“クセ”として定着してしまいます。
そして、この土台の部分を支えているのが インナーマッスル です。
インナーマッスルとは何か?
「インナーマッスル」は、身体の深い部分にある筋肉の総称で、姿勢維持・関節の安定・呼吸など、生命維持に近い役割も担っています。
猫背と関連が深いインナーマッスルには以下のような筋肉があります。
● 腹横筋
お腹の一番奥にある“天然のコルセット”。体幹の安定に不可欠です。
● 多裂筋
背骨の一本一本を支える縦の筋肉。姿勢のブレを防ぎます。
● 横隔膜
呼吸をする際に働く筋肉。呼吸が浅い人は横隔膜がうまく使えていないことも。
● 骨盤底筋群
骨盤の底にあるハンモック状の筋肉。骨盤の位置を整え、姿勢を支えます。
これらは私たちが立つ・座る・歩くといった“基本動作”の土台になっています。
猫背になるとインナーマッスルが働きにくくなる
猫背の姿勢になると、身体は以下のような状態に陥ります。
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背骨が丸まり、インナーマッスルが伸びたままになる
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骨盤が後ろへ倒れ、腹横筋が働きにくい
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呼吸が浅くなり、横隔膜が機能しづらくなる
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首が前に出ることで肩周りのバランスが崩れる
結果として、インナーマッスルが働かない(=眠っている状態) になり、姿勢を支える力が低下します。
すると、姿勢を保つために肩や腰などの“アウターマッスル”が過剰に働き、
肩こり・腰痛・疲れやすさ を引き起こす悪循環が生まれます。
インナーマッスルが働くと猫背は自然と改善します
では、どうすればよいのでしょうか?
答えは「背筋を伸ばす」のではなく、
身体の内側の筋肉(インナーマッスル)を目覚めさせること にあります。
インナーマッスルが働くと…
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背骨が自然と立ちやすくなる
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骨盤の角度が安定する
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肩が無理なく引ける
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呼吸が深くなる
結果として、無理やり姿勢を正す必要がなくなり、
“ラクなのにきれいな姿勢” が身につきます。
猫背改善におすすめのインナーマッスルエクササイズ
ここでは、安全で効果の高い代表的なトレーニングをご紹介します。
● ドローイン
呼吸を使いながら腹横筋を刺激する基本の体幹トレーニングです。
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仰向けに寝て膝を立てる
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鼻から息を吸う
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ゆっくり吐きながらお腹をへこませる
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そのまま自然に呼吸を続ける
猫背改善の“入り口”として最適です。
● キャット&ドッグ
背骨の動きを引き出し、多裂筋の働きを促します。
● ヒップヒンジ(股関節の曲げ伸ばし)
骨盤の正しい動きを覚えることで猫背の予防につながります。
※痛みがある方は無理をせず、専門家にご相談ください。
福生整骨院グループでできる猫背改善サポート
福生整骨院では、
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姿勢チェック
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骨盤・胸郭の可動性評価
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インナーマッスルの働きやすい状態づくり
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生活習慣のアドバイス
など、専門的な視点から根本改善を目指すサポートが可能です。
猫背は「見た目」の問題だけでなく、
肩こり・腰痛・疲労・集中力低下などにもつながるため、
早めのケアがとても大切です。
最後に
猫背を直そうと頑張って姿勢を正しても、その姿勢が続かない…
そんなお悩みの裏には、インナーマッスルの働きに課題があることが多くあります。
身体の土台が整えば、姿勢は無理なく美しく変わっていきます。
インナーマッスルを活かした猫背ケアで、毎日をもっと軽く、快適に過ごしましょう。



















